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「冷蔵庫が空っぽ…」契約無視のホストファミリーと大正解のシェアハウス/ブリスベン語学留学

オーストラリア・ブリスベンに約1年間語学留学していました。
学校生活はとても有意義で、先生やクラスメイトたちに恵まれ、毎日楽しく過ごしていました。
その反面、ホームステイ先には頭を悩ませていました。

 

ホストファミリーに期待は禁物

ホームステイ先でどのような体験をするかは、実際に一緒に生活を始めるまでわかりません。ホームステイをすると決めたからには、ホストファミリーと上手くやっていこうとする心構えや努力は不可欠です。自分の家族でない以上、思い通りに生活できないことは覚悟しておかなければなりません。

私もそんな心構えと覚悟を持ったうえで、ブリスベンに到着してすぐは、学校から斡旋されたホームステイ先に滞在していました。

 

初日から嫌な予感

ブリスベン初日、学校の担当者が空港まで迎えに来てくれ、ホームステイ先まで連れて行ってくれました。早朝に到着する飛行機だったので、ホームステイ先には朝の7時頃に到着しました。こんなに朝早く行っても失礼にならないかと心配だったのですが、担当者からは「ちゃんと連絡しているから大丈夫」と言われていました。

ところが、ステイ先に到着し玄関のチャイムを鳴らすと、ずいぶん経ってから険しい顔をしたホストファーザーが出てきました。そしていきなり「来るのが早すぎる!まだ寝てたのに!」と怒ったように言われてしまったのです。

ホストファーザーの態度にかなり動揺しましたが、そのあとは何事もなかったように、ホストマザーと一緒に私をチャイナタウンやスーパーに連れて行ってくれました。寝ていたところを起こされ、機嫌が悪かっただけだろうと、自分自身を納得させました。

 

食費に含まれているはずのランチがない!

ホームステイの費用には、朝昼夕3食の食事代も含まれていました。

ホストマザーから「朝はシリアルがあるから自由に食べて。ランチは冷蔵庫の中にあるものを使って、自分で作って学校に持って行ってね。」と言われていました。

そして学校初日の朝。ランチを作ろうと冷蔵庫を開けると、大きな牛乳のボトルと、誰かが食べ残したリンゴがひとつ、他にはケチャップやバターなどしかありません。ホストマザーもホストファーザーもすでに仕事に行ってしまい、どうすることもできません。その日は学校のカフェテリアへ行き、自分でお金を払ってランチを食べました。

しかし、これでは3食分の食費を払っている意味がありません。その日の夜ホストマザーに、ランチ用の食材をもっと用意しておいて欲しいとお願いしました。

翌朝、キッチンのテーブルの上に食パンの袋が置かれていました。サンドイッチを作ろうと思い、中に挟む具を探しに冷蔵庫を覗くと、またしても何もないのです。仕方なく食パンだけをジップロックに入れて学校へ持っていき、おかずはカフェテリアで買いました。それ以降も状況は変わらず、私は毎日カフェテリアでランチを買う羽目になってしまいました。

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食費以外にも困っていたこと

私の洗濯物はすべて、ホストファミリーの洗濯物と一緒に洗わなくてはなりませんでした。そして、洗濯物を取り込んでたたむ作業はホストファーザーの役目でした。そのホストファーザーが、洗濯物の中にある女性下着すべてを、いつもリビングのソファーの上に一枚ずつ並べるのです。

ステイ先には10代の娘さんが二人いて、彼女たちと私の下着の区別がつかないため、ソファーに並べた下着の中から私の下着だけを取るように言われていたのです。すごく嫌だったので、洗濯物をたたむ作業を私に任せて欲しいと申し出たのですが、断られました。

その他にも、色落ちの恐れがあったジーンズを、ホストファミリーの洗濯物と別で洗ってもよいかと聞いたところ、ホストファーザーに「日本人は水と電気を無駄遣いする!」と怒られてしまったこともありました。

また、家族喧嘩が激しく、毎日のように大声で怒鳴り合いをしていたので、臆病な私はいつも怖い思いをしていました。

 

ホームステイが辛くなり、シェアハウスに引っ越すことを決心

「留学生の身分でわがままを言っている場合ではない」などと思い、ずっと我慢していましたが、1ヶ月を過ぎたころには、精神的にすっかり参ってしまいました。ホームステイ先を変えても、また同じような状況になるかもしれないと不安だったので、シェアハウスを探すことにしました。

学校の掲示板などで「シェアメイト募集」の広告を見つけては見学に行っていましたが、なかなか良い所を見つけられずにいました。そんなとき、シェアハウスに住んでいたクラスメイトの一人がもうじき帰国するので、そのあとで私に入居してもらえないかと誘いがあり、そこに住めることとなりました。

 

自由で快適なシェアハウス生活

そのシェアハウスは古い家でしたが清潔で、バルコニーのある風通しの良い快適な家でした。学校から徒歩10分ほどの距離にあり、朝もゆっくりできました。一軒家を3人でシェアしていたので、トイレやシャワーの時間が重なることも滅多になく、ゆとりある生活ができました。

常識外れな行動をしてシェアメイトに迷惑をかけない限り、友達を呼んでも、夜遅くに帰宅しても、いつシャワーを浴びても、誰にも文句を言われず、自分のリズムで生活できるのです。

シェアメイトは韓国とタイから来た英語の上手な女性たちだったので、彼女たちとお喋りすることで私の英語力も鍛えられました。一緒に遊びに出かけたり、月に一度はお互いの国の料理を作って振る舞ったりと、楽しく過ごすことができました。

自炊なので、スーパーで買い物することも良い経験になりました。オーストラリアでは何がどれくらいの値段なのか、どのメーカーのお菓子が美味しいのか、どこに行けば何が手に入るのかなど、たくさんの発見がありました。

ホームステイでは、作ってもらった食事を残してはいけないと思い、味の濃い料理なども無理して食べていましたが、そんな必要もありません。自分で栄養管理ができるし、生活費も節約することができました。

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自分に合った滞在形態で、貴重な海外生活をより良いものにしよう

とはいえ、知り合いが誰一人いない国に初めて留学する場合、到着してすぐはホームステイに滞在することが、やはり安全面でも一番望ましいと思います。

最初の数ヶ月間はホームステイ、慣れてくればシェアハウスを探す、という流れがお勧めです。

現地の状況をよく知らないままシェアハウスに入居してしまうと、特に若い女性は危険かもしれません。私もいくつかのシェアハウスを見学しましたが、住人の様子が変だったり、驚くほど不衛生だったシェアハウスもありました。実際に自分の目でしっかり確認したうえで、シェアハウスを決めるべきだと実感しました。

必ずしもシェアハウスがベストというわけではありません。ホームステイ先の居心地が良いならば、ずっとそこに滞在するのも素晴らしいことです。生涯のお付き合いができるホストファミリーとの出会いがあるかもしれませんから。

(ハンドルネーム:ゆかり、留学時の年齢:20歳、性別:女性、滞在都市:オーストラリア・ブリスベン)